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日経平均先物(日経225)でのテクニカル分析のヒント集
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ストップロス/トレーリングストップ〜日経225トレードシステム研究会

ストップロス/トレーリングストップは、「利益はゆっくり、損切りは早く」を自動的に実践できる、リスクコントロールには欠かせない手法です。安全装置とも呼ばれる重要な手法で、ストップロス/トレーリングストップを実践しているといないとでは、運用成績にも大きな違いが出てきます。
是非、ストップロス/トレーリングストップを上手に活用し、「利益はゆっくり、損切りは早く」を実践して下さい。

※ストップロス/トレーリングストップの実践に〈逆指値注文〉は欠かせません。
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ストップロス ストップロスについて

ストップロスとは、事前に損切りラインとなる金額を設定し、その金額で逆指値による決済注文を出すことで、損失の拡大を防ぐ注文方法のことです。
具体的にどんな風にストップロスを利用するのか、具体例で説明していきます。

ストップロス ストップロスの具体例

ストップロスの具体例 参入株価から一定率損になる位置に入れる
参入株価(新規購入、または新規空売りした株価)から任意の評価損率になるところに決済の逆指値注文を入れる
【任意の評価損率を5%とした場合】
ストップロスの具体例 買い:日経平均先物を10,000円で買った場合は、9,500円に売り逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 売り:日経平均先物を10,000円で売った場合は、10,500円に買い逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 前日の安値・高値に入れる
前日の安値・高値の位置に決済の逆指値注文を入れる
【現在値が10,000円で、前日安値が9,500円、前日高値が10,500円だった場合】
ストップロスの具体例 買い:日経平均先物を10,000円で買った場合は、前日安値9,500円に売り逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 売り:日経平均先物を10,000円で売った場合は、前日高値10,500円に買い逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 前回主要安値・前回主要高値に入れる
前回主要安値・前回主要高値に決済の逆指値注文を入れる
【現在値が10,000円で、前回主要安値が8,500円、前回主要高値が11,500円だった場合】
ストップロスの具体例 買い:日経平均先物を10,000円で買った場合は、前回主要安値8,500円に売り逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 売り:日経平均先物を10,000円で売った場合は、前回主要高値11,500円に買い逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 トレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに入れる
自分が思っているトレンド方向と、反対の方向にトレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに決済の逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 買い:日経平均先物を10,000円で買ったが、25日移動平均が9,500円の位置にあり、「25日移動平均を割ると下降トレンドに変るかもしれない」と予想した場合は、9,500円に売り逆指値注文を入れる
ストップロスの具体例 売り:日経平均先物を10,000円で売ったが、25日移動平均が10,500円の位置にあり、「25日移動平均を上回ると上昇トレンドに変るかもしれない」と予想した場合は、10,500円に買い逆指値注文を入れる

※この例では、25日移動平均を使いましたが、基本的にトレンド追従型テクニカル指標ならどの指標を使っても構いません。

トレーリングストップ トレーリングストップについて

トレーリングストップとは、利益になっているトレードにおいて、利益をなくしたり、利益から損失に変えない為のトレード手法で、実践の仕方は、ストップロスと似ています。上昇中のレートの少し下辺りに細かくストップロスを設定することで、利益を確定させるのがトレーリングストップです。
買っている場合は、現在値に合わせてストップロス・オーダーを切り上げていき(切り下げるのは厳禁)、売っている場合は、現在値に合わせてストップロス・オーダーを切り下げていきます(切り上げるのは厳禁)。

トレーリングストップ トレーリングストップの重要性

例で見てみましょう。
日経平均先物を10,000円で、BさんとCさんが買ったとします()。
現在日経平均先物は、10,500円まで値上がりしていたとしましょう。
Bさん・Cさん共に、日経平均先物はまだまだ上がると思っています。
Bさんは、トレーリングストップを実践していません。
Cさんは、利益の半分でトレーリングストップを置くというルールで、トレーリングストップを実践しています。

トレーリングストップの例 上の例で、日経平均先物が9,500円まで徐々に下落したときのことを考えて見ましょう。 Bさんは、折角500円の評価益を上げていたのにもかかわらず、最終的には500円の評価損を抱えてしまうことになってしまいました。
Cさんは、ルール通り10,250円でトレーリングストップを入れていたので、10,250円まで株価が下がった時点で決済し、250円の利益を得る事が出来ました)。 架空の話で、さらに結果論ですが、この例で見ると、BさんとCさんの損益の差は、なんと「750円」もあります。

ここからは余談です。
この後、日経平均先物が値上がりして11,000円まで上がったと仮定します。そうなった場合は、Bさんは1,000円の評価益を持つことになり、Cさんは日経平均先物を持っていないので、変らずの250円の利益にしかなりません。
しかし、CさんにはBさんよりも有利な点があります。
Cさんは決済して現金を持っているので、9,500円まで下がった日経平均先物を買うチャンスがあります。Cさんがまだ、日経平均先物は値上がりすると思っているなら、9,500円で買うことが出来るのです。もし、Cさんが950円で日経平均先物を買ったとしてみます()。11,100円まで値上がりしているのですから、1,500円の評価益になります)。
Bさんは10,000円で買ったままなので、1,000円の評価益になります。
Bさん・Cさん共に11,000円で決済した場合、最終的な損益は、Cさんは「1,750円の利益」、Bさんは「1,000円の利益」となり、CさんはBさんより「750円」も大きくなります。1回のトレード(厳密にはCさんは2回のトレードになっていますが)で、この差です。回数を重ねる毎に、BさんとCさんの利益の差は大きくなっていくことでしょう。

トレーリングストップ トレーリングストップの具体例

ストップロスの具体例 最大評価益から一定率損になる位置に入れる
トレーリングストップの具体例 買い:日経平均先物を10,000円で購入し、現在11,000円まで値上がりしていたとして…
日経平均先物の所持期間中の最高値が11,200円で、最大評価益から50%の位置にトレーリングストップをおくとした場合、10,600円に売り逆指値注文を入れる。また、その後、所持期間中の最高値を更新する度に、最大評価益から50%の位置に売り逆指値注文を切り上げていく。
トレーリングストップの具体例 売り:日経平均先物を10,000円で空売りし、現在9,000円まで値下がりしていたとして…
日経平均先物の所持期間中の最安値が8,800円で、最大評価益から50%の位置にトレーリングストップをおくとした場合、9,400円に買い逆指値注文を入れる。また、その後、所持期間中の最安値を更新する度に、最大評価益から50%の位置に買い逆指値注文を切り下げていく。
トレーリングストップの具体例 前日の安値・高値の位置に入れる
前日の安値・高値の位置に決済の逆指値注文を入れる
【日経平均先物の前日安値が9,500円、前日高値が10,500円だった場合】
トレーリングストップの具体例 買い: 前日安値9,500円に売り逆指値注文を入れる。
また、当日の安値を、翌日の売り逆指値注文とする。あとは、これの繰り返し。
トレーリングストップの具体例 売り: 前日高値10,500円に買い逆指値注文を入れる。
また、当日の高値を、翌日の買い逆指値注文とする。あとは、これの繰り返し。
トレーリングストップの具体例 トレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに入れる
自分が思っているトレンド方向と、反対の方向にトレンドが変化すると考えられるテクニカルポイントに決済の逆指値注文を入れる
トレーリングストップの具体例 買い: 25日移動平均が9,500円の位置にある場合、9,500円に売り逆指値注文を入れます。翌日の25日移動平均が9,500円以上なら25日移動平均の位置に、9,500円未満の場合は、9,500円に売り逆指値注文を入れる。あとは、これの繰り返し。
トレーリングストップの具体例 売り: 25日移動平均が1,050円の位置にある場合、10,500円に買い逆指値注文を入れる。翌日の25日移動平均が10,500円未満なら25日移動平均の位置に、10,500円以上の場合は、10,500円に諧謔指値注文を入れます。あとは、これの繰り返し。

※この例では、25日移動平均を使いましたが、基本的にトレンド追従型テクニカル指標ならどの指標を使っても構いません。

トレーリングストップ ストップロス(トレーリングストップ)オーダーの実例

2004年4月1日の1分足で説明します。
この日の売買サインは、「売り」でした。
寄り付きの11,810円で新規売りを建て玉しました。と、同時に、ストップロス(トレーリングストップ)オーダーを50円上の11,860円に入れました。ストップロス(トレーリングストップ)オーダーは、この日は売りなので、切り下げることはあっても切り上げはしません。このストップロス(トレーリングストップ)オーダーに日経平均先物の値段が引っかかったら、この日の取引は終了です。

  • 9時0分に、前回の安値11,810円を下回り、この日の最安値が11,800円となったので、その50円上の11,850円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時8分に、前回の安値11,800円を下回り、この日の最安値が11,790円となったので、その50円上の11,840円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時11分に、前回の安値11,790円を下回り、この日の最安値が11,780円となったので、その50円上の11,830円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時14分に、前回の安値11,780円を下回り、この日の最安値が11,770円となったので、その50円上の11,820円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時16分に、前回の安値11,770円を下回り、この日の最安値が11760円となったので、その50円上の11810円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時22分に、11,800円をつけました(a)。あと10円の値上がりでストップロス(トレーリングストップ)オーダーに引っかかるところでしたが、その後は順調に値段を下げていき、ストップロス(トレーリングストップ)オーダーに引っかからずにすみました。

    ストップロス(トレーリングストップ)オーダーの例

  • 9時29分に、前回の安値11,760円を下回り、この日の最安値が11,750円となったので、その50円上の11,800円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時32分に、前回の安値11,750円を下回り、この日の最安値が11,740円となったので、その50円上の11,790円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時33分に、前回の安値11,740円を下回り、この日の最安値が11,730円となったので、その50円上の11,780円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時35分に、前回の安値11,730円を下回り、この日の最安値が11,720円となったので、その50円上の11,770円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時44分に、前回の安値11,720円を下回り、この日の最安値が11,690円となったので、その50円上の11,740円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時45分に、前回の安値11,690円を下回り、この日の最安値が11,680円となったので、その50円上の11,730円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時53分に、前回の安値11,680円を下回り、この日の最安値が11,670円となったので、その50円上の11,720円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時54分に、前回の安値11,670円を下回り、この日の最安値が11,660円となったので、その50円上の11,710円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • 9時59分に、前回の安値11,660円を下回り、この日の最安値が11,650円となったので、その50円上の11,700円にストップロス(トレーリングストップ)オーダーを切り下げます。
  • ここから、日経平均先物は値段を上げ、10時14分に11,700円をつけたところで、ストップロス(トレーリングストップ)オーダーに引っかかり、すべて決済しました(b)。この日の取引は、ここで終了です。110円のプラスでした。